※本記事にはPR(広告)を含みます

寒川神社(相模国一之宮)に続いて、今回訪れたのは相模国二之宮・川勾神社(かわわじんじゃ)です。神奈川県中郡二宮町、まさにこの神社の名前が町名の由来になっているという、
地域にとって特別な存在の神社です。
バス停「鐘藪」で降りて、川勾神社へと向かいました。歩き始めてすぐに、
かつて「川匂の湯」として知られた鉱泉地の跡がありました。
神経痛や皮膚病に効くといわれ、昔は多くの人で賑わっていたそうなのですが、
大正12年の関東大震災で地下水脈が変わってしまい、今では水量がすっかり減ってしまったとのこと。当時の賑わいを想像しながら歩くと、時の流れをしみじみと感じました。

川勾神社のご祭神と由緒
川勾神社にお祀りされているのは、次の五柱の神様です。
- 大名貴命(おおなむちのみこと)
- 大物忌命(おおものいみのみこと)
- 級津彦命(しなつひこのみこと)
- 級津姫命(しなつひめのみこと)
- 衣通姫命(そとおりひめのみこと)
なかでも、この一帯を開拓したとされる級津彦命が主神として篤く崇敬されています。
創建は、大和朝廷がこの地を「師長(しなが)国」と呼んでいた時代にまで遡るのだそうです。
想像もつかないほど長い歴史の中で、川勾神社はずっと地域の信仰の中心であり続けてきました。

一之宮の座をめぐる「座問答」の伝説
川勾神社には、ちょっと面白い言い伝えが残っています。かつて相模国が誕生したとき、
一之宮の座をめぐって、寒川神社と川勾神社のどちらがふさわしいかで争いになったというのです。
この故事は「座問答」という儀式として、今も毎年5月5日に大磯町で行われる「国府祭(こうのまち)」に受け継がれています。
神社前に佇む「五郎、十郎の力石」

神社の前には、「五郎、十郎の力石」と呼ばれる二つの巨石があります。
曽我兄弟が力比べをした際、兄の十郎は小さい方の石を、
弟の五郎は大きい方の石を持ち上げたという伝説が残っているのだそうです。
大きな石を前にすると、その伝説がまるで本当にあったことのように感じられて、
地域の人たちがこの物語をどれだけ大切に語り継いできたのかが伝わってきました。
伊藤博文公直筆の鳥居額と、随身像


境内に近づくと、伊藤博文公が直筆されたという鳥居額が掲げられていて、
その存在感に思わず立ち止まってしまいました。
門前には随身像も安置されています。外から悪いものが入り込まないよう、
神様をお守りする役目を持つ像で、茅葺の神門の中、ガラス越しにそのお姿を見ることができます。
写真におさめようと何度か挑戦したのですが、うまく撮れず……。ガラスの反射がどうしても難しくて、ちょっと悔しい思いをしました。次に訪れたときは、リベンジしたいです。
雨宿りの時間も、いい思い出に
社務所で雨宿りをさせていただいていると、
祢宜さまが「ここの神さまは、風の神さまだから雨を降らせてくれたんですよ」と
教えてくださいました。そういえば、ご祭神の級津彦命・級津姫命は、風を司る神様。
まさかご挨拶代わりに雨まで降らせてくださるとは思わず、思わず笑顔になってしまいました。
予定外の出来事も、こうして振り返るといい思い出になるものですね。

アクセス
電車・バスの場合
JR東海道線「二宮駅」北口から、二宮町コミュニティバス「にの♥バス」で「川勾神社入口」下車、
徒歩約6分ほどです(平日のみ運行)。神奈川中央交通バスの二30系統「中井町役場入口」
行きに乗る方法もあります。
私はバス停「鐘藪」で降りましたが、最寄りは「川勾神社入口」の方が近いようです。
徒歩の場合
二宮駅北口から歩くと、30分弱ほどかかります。境内までの道のりは平坦ではない部分もあるので、
歩きやすい靴がおすすめです。
車の場合
神社の入口近くに、無料の駐車スペースがあります。
なお、バスの時刻や運行状況は変わることもあるので、お出かけ前に最新の情報を確認していただくと安心です。
おわりに
川勾神社は、豊かな歴史と自然、そして地域の伝統を今もそのまま感じられる、特別な場所でした。
バス停「鐘藪」からの道のりも、鉱泉の跡や巨石の伝説など、歩くほどに物語が見えてくるような、
風情のある道のりでした。訪れるだけで、心がすっと洗われるような気持ちになる神社です。
寒川神社に続いて、二之宮も無事にめぐることができました。
このまま相模国の一之宮から五之宮まで、順番にめぐっていけたらいいなと思っています。
心理学を教えている著者が、“心の声”をテーマにした深い内容を
noteの有料シリーズとして連載しています。
ブログでは書けない心の仕組みを、丁寧に解説しています。


コメント
かわわ神社ってちょっと読めないですね
バスの下車停も「鐘藪」って面白い停留所名だなと思いました
大和朝廷の時代まで遡るんですね
ここの神様は空白の4世紀も知っているかも?古代史ロマンいっぱいです
コメントありがとうございます
読めないですよね
ここの神社は、風が気持ちよく吹き抜けて、邪気を払ってくれたように感じました。
でも、私、何も感じない方なの確かなことは言えないのですが…