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古墳は「登るもの」だと実感した
逗子駅から歩いて10分ほど。今回は六代御前の墓伝説地を経由して、
長柄桜山古墳群を目指しました。
駅から近いとはいえ、想像していた以上に坂道がきつくて、息を切らしながらの道のりでした。
古墳って、写真で見るぶんには平面的なイメージだったんですが、
実際は「登るもの」なんだなと、歩きながら実感しました。


神奈川県内でも最大級の前方後円墳

たどり着いた長柄桜山古墳群は、前方後円墳が2基並ぶ、
静かな丘の上にあります。1号墳が全長91.3m、2号墳が88mで、
現存する遺構としては神奈川県内で1位・2位の規模だそうです。
周囲は住宅地に近いのに、不思議と落ち着いた空気が漂っていました。
六代御前の墓伝説地から登ったので、2号墳を先に見学しました。
目立った保護はされていなくて、滑らないようにか網が引かれている状態でした。


発見のきっかけは携帯電話の中継基地
この古墳、平成11年(1999年)に発見されたそうです。
携帯電話の中継基地を建設するために山林を伐採した際、
地元の考古学愛好家だった東家洋之助さんが埴輪の破片を見つけたのがきっかけだったとのこと。
そこから調査が進んで、海側に約500m離れた丘陵にも同じ時代の古墳(現在の2号墳)が
あることが分かり、今の「長柄桜山古墳群」として知られるようになったそうです。
平成14年(2002年)には国の史跡に指定されています。
古墳時代の関東と畿内を結ぶ交通や、南関東の地域情勢を考えるうえでも重要な場所とさ
れているそうです。この一帯には奈良時代以前の「古東海道」があったとも言われていて、
ヤマトタケルの東征の話と重ねて語られることもあるとか。
物語としてどこまで史実かは分かりませんが、当時の人が行き交っていた道の気配は、
確かにこの土地に残っている気がしました。




古墳のあとにブランコがあった
1号墳から西へ向かって下っていく途中、思いがけずブランコのある場所に出ました。
古代の権力者が眠る場所を歩いたあとに、こういう素朴な遊具に出会うのがなんとも面白くて。
誰もいなかったので、少しだけ童心に帰って揺らしてみました。

帰りはハイジのブランコがたくさんある道を通って、そちらもちゃんとこいで帰ってきました。
長い時間の積み重なった場所に、こういう何気ない楽しみがあるのも、
この場所の魅力なんだろうなと思います。
アクセス
- JR逗子駅・京急逗子・葉山駅から徒歩(六代御前の墓経由で古墳群まで)
- こちら側から降りる場合、そこそこ険しい下りになるのでご注意ください
なお、道のりや案内板の状況は変わることもあるので、お出かけ前に最新の情報を
確認していただくと安心です。
逗子に宿を取って、朝のうちに歩いておくのも良さそうです。坂がきついので。
登るのは大変でしたが、丘の上の静けさとブランコの取り合わせが、なんだか心に残る散策でした。


コメント
携帯電話の中継基地を作る途中に古墳が見つかったって楽しい話です。考古学や古墳の好きなかただからこその発見ですよね。
タマさん
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。これからもドンドンと発見があると嬉しいのですよね。