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正直に言うと、駅前の神社ってあまり期待していませんでした。
車の音がうるさそうだし、木も少なそうだし。
でも平塚八幡宮に着いた瞬間、その予想はいい意味で外れました。
四車線の大きな道路のすぐそばに、鳥居が立っています。
この道、実は昔の東海道なんだそうです。
ここを歴史上の人物たちが行き来していたのかと思うと、なんだか不思議な気持ちになりました。
そんな場所に、今も静かに神様が祀られている。
そのギャップに惹かれて、今回は平塚八幡宮を歩いてみることにしました。

由緒
平塚八幡宮の始まりは、かなり古い時代までさかのぼります。
仁徳天皇の時代、西暦380年ごろに大きな地震があったそうです。
その時、苦しむ人々の姿を見かねた仁徳天皇が、社を建てたのが始まりとされています。

その後も相模国一国一社の八幡宮として、歴代の天皇や源頼朝をはじめとする武士から崇敬を集めたと伝わっています。
ただ戦国時代には戦火に遭い、社殿や社宝、
社伝記の多くを失ってしまいました。
荒れてしまった社を復興させたのが、徳川家康だったそうです。
歴史の中で、何度も守られてきた神社なんですね。
ちなみに、平塚市内には四之宮の前鳥神社という神社もあります。
そこには仁徳天皇の弟にあたる菟道稚郎子命が祀られているそうです。
兄弟がそれぞれ別の神社で、今も同じ市内から人々を見守っている。
そう思うと、なんだか感慨深いものがあります。
(前鳥神社の記事はこちら:前鳥神社の記事
御祭神
応神天皇
神功皇后
武内宿禰(たけのうちのすくね)
ご利益

平塚八幡宮のご利益は、正直かなり幅広いです。
初宮詣、安産、厄除け、家内安全、商売繁盛、交通安全、芸能上達など。
ひとつに絞られていないところに、懐の深さのようなものを感じました。
源頼朝が妻・北条政子の安産を願って神馬を奉納したという
言い伝えも残っていて、今も境内には本物の神馬がいます。
名前は「皐月」と「東風」というそうです。
平塚での参拝や滞在をあわせて計画したい方は、
こちらもチェックしてみてください。
体験レポート
平塚駅から歩いて向かったのですが、参道に入ると木々の多さに驚きました。
夏に行ったので、木漏れ日がとても気持ちよくて。
……ただ、蚊にはかなり刺されました(笑)。虫よけは持って行った方がいいかもしれません。


参道を進むと、池に水鳥がのんびりと佇んでいました。
庚申塔や道祖神も並んでいて、長い時間をかけて人々に大切にされてきた場所なんだなと感じます。


本殿でお参りをすませると、すぐ横に「うらはいでん」と書かれた案内板を見つけました。
せっかくなので、そちらにも足を運んでみることに。
裏から見る本殿は、正面とはまた違う静けさがありました。


今の社殿は、1928年に建てられたものだそうです。
関東大震災で倒壊してしまったあと、建て直されたと知って、
この場所が何度も立ち上がってきた歴史を持っていることに、少し胸が熱くなりました。
参拝しながら、ふと思ったこと
神馬の前でしばらく立ち止まっていたとき、ふと思ったことがあります。
この神社のご利益って、本当にたくさんありますよね。
安産、厄除け、商売繁盛、交通安全……
ひとつの役割に縛られていないんです。
カウンセリングの仕事をしていると、似たようなことをよく感じます。
人は本来、いくつもの顔を持っています。
仕事をしている自分、家族といる自分、ひとりでいる自分。
どれかひとつだけが「本当の自分」というわけではなくて、その時々で違う自分がいて、
それでいいんだと思います。
平塚八幡宮が長い間、いろんな役割を引き受けながら、今も地域の人に大切にされている。
その姿は、無理にひとつの顔にまとまらなくてもいい、と教えてくれているような気がしました。
そんな風に感じたことはありませんか。
アクセス・周辺情報
住所:神奈川県平塚市浅間町1-6
電車:JR東海道線 平塚駅北口から徒歩約8分
バス:神奈川中央交通バス「市役所前」下車、徒歩約3分
車:圏央道 寒川南ICから約10分。境内に参拝者用駐車場あり
(台数は多くないため、混雑時は周辺のコインパーキングも候補に)
なお、バスの時刻や運行状況は変わることもあるので、
お出かけ前に最新の情報を確認していただくと安心です。
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まとめ
四車線の道路のすぐそばに、こんなに静かな場所があるなんて、行くまでは想像していませんでした。
地震から生まれた神社が、震災を乗り越えて、今もこうして人々を迎えている。
そのことを知ってから訪れると、きっと見える景色が少し変わるはずです。
次に平塚に行く機会があれば、少し寄り道してみてはいかがでしょうか。
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