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品川駅から歩いて、ふと思い出した神社
品川駅の高輪口から15分くらい歩くと、品川神社に着きます。京急の新馬場駅からだと、
もう歩いてすぐです。
正直に言うと、今回訪れたのは「あの鳥居をもう一度見たい」という、それだけの理由でした。
前に来たのが7年前くらい。写真は撮ったはずなんですが、記憶の方がずいぶん薄れていて。
こういうの、ありませんか。行った場所のはずなのに、
実際に立つとまるで初めてみたいに新鮮に感じること。
由緒はシンプルに、でも意外と厚みがある
品川神社の始まりは、文治3年(1187年)。源頼朝が海上交通安全と祈願成就を願って、
安房国の洲崎神社から天比理乃咩命をお迎えしたのが最初と伝わっています。

その後、鎌倉時代末期に二階堂道蘊が宇賀之売命を、
室町時代中期には太田道灌が素盞嗚尊をお祀りして、
今の3柱になったそうです。時代を超えて、
いろんな人が関わってきた神社なんだなと、あらためて思いました。
ご利益は、金運と海上安全と、あと富士山登山も
ご利益としてよく知られているのは金運上昇。
境内社の阿那稲荷神社にある「一粒万倍の御神水」で小銭を洗うと、
お金が増えるという言い伝えがあります。
もちろん、私も洗ってきました。
効果のほどは……これからのお楽しみということで。
もともとの創建の願いは海上交通安全と祈願成就。
あと、境内には富士塚があって、登ると富士山に登拝したのと同じご利益が
あるとされているそうです。
双龍鳥居、やっぱりこれが見たかった


入り口の石鳥居には、左に昇り龍、右に降り龍が彫られています。
「双龍鳥居」と呼ばれるもので、こういう形の鳥居は都内に3つしかないとか。
大正時代に建てられたものだそうです。
久しぶりに見上げて、あ、これこれ、と声が出そうになりました。
写真で見るのと、実際に下から見上げるのとでは、やっぱり迫力が違います。
階段を上がる途中には富士塚の入り口があるんですが、まずは本殿へ。
徳川家康が関ヶ原の戦いに向かう前に、こちらで戦勝祈願をしたという話が伝わっています。
頼朝ゆかりの神社だから選んだのかな、なんて勝手に想像したりして。
社殿は昭和39年に再建されたものらしいのですが、朱色がきれいで、見ていて気持ちが落ち着きます。
本殿から右手に進むと、赤い鳥居が並ぶ阿那稲荷神社。その奥に一粒万倍の御神水があります。
金運と商売運のご利益があるとされていて、新年には七福神めぐりでも賑わうそうです。



阿那稲荷神社の脇から、本殿裏手に続く小道があって、
そこに板垣退助のお墓があります。
もとはこのあたりに東海寺の塔頭・高源院というお寺があった場所で、
板垣退助が生前「死んだらここに墓を建ててほしい」と
希望していたそうです。
関東大震災のあと、高源院自体は世田谷の烏山に移転したんですが、
お墓だけはこの場所に残されたとのこと。なぜここだけ残されたのか、
詳しい経緯までは分かりませんでした。
階段に戻って、今度は富士塚へ。入り口には猿田彦様が祀られていました。登り始めるとあっという間に山頂に着いて、そこから品川の街がよく見えます。多分レインボーブリッジも見えていたと思うんですが、写真だとちょっと分かりづらくて。下山用の道もあって、境内を振り返りながら降りられるのも良かったです。


カウンセラーの視点から少し

品川神社には七対もの狛犬がいるそうなんですが、
その中で一番印象に残ったのが
備前焼の陶器狛犬でした。江戸時代後期、文政13年に吉野屋萬蔵という方が奉納したもので、
備前の窯元の名前まで彫られているんです。
これ、今で言う「お取り寄せ」だよなあと思うと、なんだか面白くて。
当時、わざわざ遠方から取り寄せてまで奉納しようと思った人が
いたわけです。
交流分析では、人の行動には必ずその人なりの「動機」があると考えます。
信仰心なのか、見栄なのか、それとも単純に良いものを届けたかったのか。
正解は分かりませんが、時代を超えても人の「誰かのために何かしたい」という気持ちはそんなに変わらないのかもしれません。

参拝って、結果としてのご利益だけじゃなくて、その場に立って昔の誰かの気持ちを想像する時間でもあるんだなと、今回歩いていて感じました。
アクセス・周辺情報
- 京急本線「新馬場駅」北口から徒歩1分ほど
- JR・京急「品川駅」高輪口から徒歩15分ほど
近くには品川宿の名残を感じられる旧東海道の街並みや、龍神様を祀る荏原神社もあります。時間があれば合わせて歩いてみるのもおすすめです。
東京まで足を延ばすなら、少し早めに出て一泊するのもおすすめです。
宿泊先を探している方は、こちらからチェックしてみてください。
まとめ
久しぶりに訪れた品川神社でしたが、鳥居も、狛犬も、お墓も、思っていた以上にいろんな時代の話が詰まっている場所でした。金運アップだけを目的に行っても、それ以外の発見がきっとあると思います。近くまで行く機会があれば、ちょっと寄ってみてほしいです。
心理学を教えている著者が、
“心の声”をテーマにした深い内容を
noteの有料シリーズとして連載しています。
ブログでは書けない心の仕組みを、丁寧に解説しています。



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